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【ペットの病気】2013.03.02

犬 扁平上皮癌1.jpg ワンちゃんの皮膚にできる悪性の腫瘍に「扁平上皮癌」と呼ばれるものがあります。

 「扁平上皮」とは、皮膚や口内の粘膜、肛門の粘膜などを構成する組織で、ここがガン化すると「扁平上皮癌」となります。皮膚以外にも、口腔内にも時々見られる事があります。

 悪性度の高い腫瘍なので、多臓器に転移する可能性もあります。

 

 

 

犬 扁平上皮癌2.jpgこの写真のは、左肘関節に野球ボール大の扁平上皮癌が見られた、高齢のラブラドール・レトリバーの症例です。

 腫瘍の表面は出血と化膿が見られ、衰弱も激しく、削痩し全身状態もかなり悪かったです。

 

 通常の扁平上皮癌は手術による摘出が第一選択となりますが、これほど全身状態が悪ければ、手術不適となります。また飼い主様が抗癌剤の治療を望まなかったため、サプリメントなどで様子を見る事になりました。

 

 

犬 扁平上皮癌3.jpg 

 

 

 

 

 

 

 

 同一の症例のFNA像です。

 

 扁平上皮癌は、細胞がシート状に配列し、青白い小さな顆粒が細胞質内に見られる事があります。

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