HOME > どうぶつ健康百科 > 犬の炎症性乳癌
犬の乳癌ではまれに、腫瘍とその周辺組織に激しい炎症を起こすものがあります。
この炎症性乳癌は犬の全乳腺腫瘍の内、約8%を占めると言われています。
炎症性乳癌は他の腫瘍と違い非常に厄介です。それは周辺組織に激しい炎症を起こすため、手術が出来ないからです。
外観から炎症性乳癌を疑えればよいのですが、通常の腫瘍として摘出手術をした後で、炎症性乳癌と判明した場合、激しい炎症のため癒合不全を起こし、悲惨な最期となってしまいます。
左の写真は炎症性乳癌のポインターです。乳腺部の腫瘍の化膿と周辺組織の炎症・発赤・疼痛が見られました。
発赤は後肢大腿部にまで及んでいます。
また、後肢全体の浮腫も起こしています。